サマータイムの目的はいったい何?図解でわかりやすく説明!

アメリカ

サマータイム(夏時間)という言葉は、皆さん1度は聞いたことがあると思います。

ですが、サマータイム制度を導入していない日本人にとって、これはいったい何のための、どういった制度なのか、いまいちピンとこないと思います。

ここでは、サマータイムについて、図を用いてわかりやすく説明していきたいと思います。

また、実際にアメリカで毎年サマータイムを経験している私の体験も交えながら、サマータイムがもたらす影響・効果についても紹介していきます。

サマータイムとは?

サマータイムの、アメリカでの正式名称は「Daylight saving time」です。

直訳すると、「昼間の時間の節約(時間)」です。「昼間の明るい時間を有効に使おう」という制度です。

具体的には、サマータイムの時期になると、 時計の針を1時間早めます。3月の第2日曜日の「夜中の2時」に、時計の針を1時間早めて「夜中の3時」にしてしまうのです。

(実際には、皆ベッドに入る前に、時計の針を1時間早めてから寝ています)

するとどのようなことが起きるかというと、本来なら「夜の7時」の時間帯が、サマータイム中は「夜の8時」ということになります。「夜の8時」といえば普段外は真っ暗なはずですが、本来であれば、まだ「夜の7時」なので外が明るい状態になります。

家じゅうの電気をつける必要がなく、電気代が節約できるという訳です。もともと、この電気代節約のために、サマータイム制度がはじまったと言われています。

サマータイムがもたらす効果

【経済活性化】

しかし電気代の節約よりも、ここアメリカでは、経済活性化の効果が大きいように私は感じます。

一般的にアメリカ人は、日本人よりも倹約的ではないように思います。アメリカでは外食の頻度も多く、一般家庭では「家で食事を作る際の食費よりも、外で食事をする外食費の方が大きい」というデータも出ています。

サマータイムが始まり、気候も暖かくなってくると、夕食どきにはテラス席で食事やお酒を楽しむ方をよく見かけます。

特にサマータイム期間中は、夜遅くまで外が明るいので、外での食事を楽しめるのではないでしょうか。

私の主人(アメリカ人)も、サマータイムの時期になると、仕事から帰ってくるなり「どこか遊びにいきたい?」と聞いてくれます。

主人が仕事から帰ってくるのはいつも5時半なのですが、 仕事で疲れているはずなのにこんなことを言ってくるので、はじめはビックリしました。でも、サマータイム期間中の5時半だと、まだまだ昼間のように明るいので、確かにどこか行かないともたいないような気にさせられてしまいます。

こうやってアメリカの経済は活性化しているのだろうなとつくづく感じます。

私も、アメリカで少し仕事を始めたのですが、勤務時間が9時半から4時半までで、サマータイム期間中は、仕事を終えてスーパーでお買い物をして帰ってきても、まだまだ昼間のように明るく、何だか得をした気分になります。

日本の真冬に、外が暗い中仕事を終えて帰宅するよりも、気分も軽やかで、疲れをそれほど感じないような気がします。(これはあくまで私個人の感想ですが)

私も、サマータイム期間中は、「仕事から帰ってからでも、どこか出かけようかな」という気にさせられます。

そういった点では、サマータイムは良い効果をもたらしているのではないでしょうか。

【サマータイムによる困った影響】

しかし、サマータイムにも困った点があります。

一番、日が長い頃には、なんと「夜の9時」でも外が明るいのです。

すると、小さな子どもがいる家庭では、子どもがなかなか寝付けなくて困ってしまうのだそうです。遮光カーテンを買って真っ暗にして寝かしつけているという話を良く聞きます。

大人にとっては楽しいサマータイムも、子どもには少し迷惑な制度かもしれません。

サマータイム期間中の時差

サマータイム期間に、アメリカ旅行に行く場合は、時差がどうなるのかも気になると思います。アメリカの場合、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までがサマータイムとなります。

ニューヨークを例に説明すると、普段、ニューヨークと日本の時差は「-14時間」です。

日本が「夜中の12時」なら、ニューヨークは同じ日の「朝の10時」になります。日本では、もうその日が終わろうとしているのに、ニューヨークでは、まだまだ1日が始まったばかりといったところです。

しかし、サマータイム期間中のニューヨークと日本の時差は「-13時間」になります。つまり、時差が1時間少なくなります。

ロサンゼルスであれば、普段の時差は「-17時間」で、サマータイム期間中の時差は「-16時間」になります。

要するに、サマータイム期間中は、時差が1時間少ないと覚えておいて下さい。

おわりに

サマータイムは、少しわかりにくい部分もあるかと思いますが、だいたい理解していただけたでしょうか?

要するに、サマータイム中は、夜になってもなかなか外が暗くなりません。夜遅くても外が明るければ、安全性も増します。

ですので、もしサマータイム期間中に旅行に行く場合は、ぜひ夜遊びも楽しんで来て下さい。