中国の観光ビザを自分で申請しようとしても、 ビザ申請センターのホームページだけでは、 ビザで滞在できる日数や申請料などよくわかりません。
電話で問い合わせても、永遠に録音音声を聞かされるだけで直接質問することもできません。中国大使館に電話をしても、「こちらでは、ビザのことはわからないので、ビザ申請センターに電話して下さい」と言われるだけです。
さんざん調べて悩んだ結果、実際にビザ申請センターの職員の方に直接確認して、無事、観光ビザの申請ができたので、その手続きの詳細をご紹介したいと思います。
観光ビザ以外のビザを申請する方は、こちらの記事を参考にして下さい。
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「とても簡単!自分でできる!中国ビザの申請方法」
ビザ申請場所
この項目は、「とても簡単!自分でできる!中国ビザの申請方法」と同じ内容です。すでにお読みの方は、”3.滞在可能日数”まで飛ばして下さい。
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“3.滞在可能日数”
ビザの申請は、中国大使館ではなく「ビザ申請センター」と呼ばれる所で行います。
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中国ビザ申請センター ・ホームページ
ビザ申請センターは、東京、名古屋、大阪にあります。ビザ申請センターのホームページには、名古屋と東京にしか載っていないのですが、大使館に電話して聞いてみると、なんと!大阪にもあることを教えてくれました。
実際に、私は大阪のビザ申請センターに行ってビザの申請をしてきているので間違いありません。
東京ビザ申請センター
管轄:東京、神奈川、千葉、埼玉、長野、山梨、静岡、群馬、栃木、茨木
03-6430-2066
東京都港区虎ノ門4-1-17神谷町プライムプレイス8階
名古屋ビザ申請センター
管轄:愛知、岐阜、福井、富山、石川、三重
03-6430-2066
愛知県名古屋市中区錦一丁目5番11号名古屋伊藤忠ビル4階413号室
大阪ビザ申請センター
管轄:大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀、愛媛、高知、徳島、香川、広島、島根、岡山、鳥取
03-6430-2066
大阪府大阪市中央区博労町三丁目3-7ビル博丈9階(旧ORE本町南ビル9F)
申請は、直接ビザ申請センターに書類を持参して行います。予約の必要はありませんが、インターネットで予約することもできるそうです。お昼の12時頃で、1時間ほど待ったので、あまり待ちたくない場合は予約をしてから行くことをお勧めします。
ホームページの「高速リンク」の「査証」をクリックして、「オンライン予約」の「ENTER」をクリックすれば、予約の画面にいきます。
郵送での申請は行っていませんが、代理業者に頼むと、郵送でも申請することができます。ですので、東京・名古屋・大阪以外にお住いの方は、代理業者に頼むことになると思います。
ビザ申請センターで代理申請について聞くと、「CITS JAPAN株式会社」という業者を紹介してくれました。 ビザの代理申請では、パスポートの原本を郵送しなくてはいけないので少し不安に思うかもしれませんが、ビザ申請センターで紹介されていたので、この会社なら安心ではないでしょうか。
もし、ビザの申請についてわからないことがあれば、ビザ申請センターに直接問い合わせて下さい。
まず、ビザ申請センター(03-6430-2066)に電話をかけると、
→ 中国語が流れる(何を言っているかはわからない)
→ 次に日本語で「日本語は2番を押してください」と言われるので2を押す
→ そのあとにすぐ0を押す(この裏技は大使館で教えてもらいました)
→ すると、呼び出し音が鳴るか、英語で「オペレーターにつながるまで、そのままお待ち下さい」と言われるので、そのまま待ってオペレーターを待ちます。
私が電話したときは、オペレーターは日本語の上手な、気さくな中国の男性でした。
所要日数
・東京ビザ申請センター/大阪ビザ申請センター
東京ビザ申請センターと大阪ビザ申請センターでは普通申請、加急申請(緊急申請)、特急申請サービスがあります。
※ 加急申請と緊急申請は、同じものを指します。
普通申請は4営業日 (土日を除いて4日)で、もし月曜日に申請すれば木曜日に受け取れます。
加急申請は3営業日 (土日を除いて3日)で、もし月曜日に申請すれば水曜日に受け取れます。
特急申請は2営業日 (土日を除いて2日)で、もし月曜日に申請すれば火曜日に受け取れます。
加急または特急で申請する場合は、午前11時半までに受付しないといけません。
観光ビザ(30日以内)の場合、 普通申請は8400円、加急申請は14640円、特急申請は17800円と、加急申請と特急申請はかなり高くなってしまうので、時間に余裕を持って手続きすることをお勧めします。
・名古屋ビザ申請センター
名古屋ビザセンターは普通申請サービスしか行っておらず、所要日数は6営業日(土日を除いて6日) です。
滞在可能日数
滞在可能日数は、「30日」「60日」「90日」の3種類があります。
中国の国籍を持った知り合いがいない場合は、「30日」か「60日」のどちらかしか申請できません。自分が予約した航空券の日付とホテルの宿泊日数から、滞在可能日数が決まります。
もし、滞在日数60日以内のビザ欲しい場合は、ホテルを31日以上予約して、その予約確認書を提出しなければなりません。
ホテルの宿泊日数が30日以内の場合、滞在可能日数も30日以内になります。
もし、中国の国籍を持った知り合いがいて、その人の身分証のコピーがもらえるなら、「90日」滞在できる観光ビザが申請できます。ちなみに、この知り合いは、友達でも誰でもいいそうです。
その場合、中国の国籍を持った知り合いの「身分証の裏表のコピー」と、「招聘状(しょうへいじょう)」が必要になります。(招聘状については、“4.必要書類”で詳しく説明しています)
ちなみに、私は、観光ビザによる滞在日数をビザ申請センターに電話で問い合わせた時、「30日以内」と言われたので、ホテルの宿泊日数を29日で予約して、予約確認書を持ってビザ申請センターに行きました。
しかし、ビザ申請センターではなんと!最大60日まで滞在できると言われたのです…
できるだけ長く中国に滞在したかったので、その日はビザの申請をせず、ホテルと飛行機の予約を変更して、次の日にまたビザの申請をしに行きました。
電話の人と、受付の人で言っていることが違って、少し嫌な思いをしました。
必要書類
観光ビザの必要書類です。
・手数料
普通申請は8400円、加急申請は14640円、特急申請は17800円。申請のときに支払うのではなく、ビザを受け取りに行くときに支払います。現金で支払います。
・パスポート原本とパスポートのコピー
余白 2 ページ必要で、有効期限 6 ケ月以上のパスポートでないといけません。
・6か月以内の証明写真
4.8×3.3cmで、背景が白のカラー写真1枚。これを申請表に貼るのですが、申請表の枠からはみ出てしまいます。はじめ、写真のサイズを間違えたと思い不安になったのですが、申請表の枠線が間違っているようなので、気にしなくて大丈夫です。
・中華人民共和国査証申請表
これはビザの申し込み用紙です。ビザ申請センターのホームページからダウンロードできますが、ビザ申請センターにもあるので、申請時に書くこともできます。 ビザ申請表や、その他の必要書類はすべて日本語で大丈夫です。
・航空券(E-チケット控え)コピー
私は春秋航空で飛行機を予約したのですが、この会社は格安の航空会社なので、航空券もEチケットの控えも出せないと言われました。予約確認がEメールで送られてきたので、Eメールを印刷したものでいいかビザ申請センターの方に聞くと、それでいいと言われました。「名前」「出発地」「目的地」「日付」が確認できれば問題ないそうです。往復の航空券を提出しなければなりません。
・下記のいずれか
①ホテル手配確認書
②中国国内機関発行の招聘状(FAX・写し可)
③中国在住者発行の招聘状(FAX・写し可)と発行
通常の旅行であれば、➀ホテル手配確認書が一番手に入りやすいと思います。
私の場合、ホテル手配確認者もきちんとした物がなくて、 予約確認がEメールで送られてきたので、そのEメールを印刷して提出しました。これも「名前」「ホテルの住所」「日付」が確認できれば問題ないそうです。
中国の国籍を持った知り合いがいて、90日以内の観光ビザを申請したい場合は、これに追加で、「中国国籍の方の身分証裏表コピー」と、「招聘状(しょうへいじょう)」が必要です。
【招聘状の内容】
・申請人の名前、性別、国籍、生年月日等
・申請人出入国日、観光地等
・招聘人(中国国籍の知り合い)の署名
※ 招聘人の署名以外は、パソコンで書いても良い。招聘状はFAX・写しでも良い。
おわりに
この記事では、2019年7月8日現在の情報を載せています。申請に関する情報や提出書類は、変更になることもあるので、必ず事前にご自身でご確認下さい。
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中国ビザ申請センター ・ホームページ
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